禁裏付雅帳

禁裏付雅帳(一)政争

禁裏付雅帳(一)政争

ISBN: 4198940215 2015年10月9日 346頁
老中首座松平定信は将軍家斉の意を汲み、実父治済の大御所称号勅許を朝廷に願う。
しかし難航する交渉を受けて強行策に転換。
若年の使番東城鷹矢を公儀御領巡検使として京に向ける。
公家の不正を探り、朝廷に圧力をかける狙いだ。
朝幕をめぐる関係はにわかに緊迫する。
定信を憎む京都所司代戸田忠寛からは刺客が放たれた。
鷹矢は困難な任務を成し遂げられるのか。
圧倒的スケールの新シリーズ、開幕!
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禁裏付雅帳(二)戸惑

禁裏付雅帳(二)戸惑

ISBN: 4198940886 2016年4月1日 333頁
公家を監察する禁裏付として急遽、京に赴任した東城鷹矢。
将軍家斉の父治済の大御所号勅許を得るため朝廷の弱みを探れ――。
それが老中松平定信から課せられた密命だった。
一方で今上帝は父典仁親王の太上天皇号を求める内意を幕府に示していた。
定信の狙いを見破った二条治孝は鷹矢を取り込み、今上帝の意のままに幕府を操ろうとたくらむ。
朝幕の狭間で立ちすくむ鷹矢。巧妙な罠が忍び寄る。
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禁裏付雅帳(三)崩落

禁裏付雅帳(三)崩落

ISBN: 419894153X 2016年10月7日 352頁
朝廷の弱みを探れ。
老中松平定信の密命を帯び、京に赴任した東城鷹矢。
禁裏付として公家を監察し隙を窺うが、政争を生業にする彼らは一筋縄ではいかず、任務は困難を極めた。
一方、幕府の不穏な動きを察知した大納言二条治孝は、下級公家の娘・温子を鷹矢のもとに送り込み籠絡しようと目論む。
主導権を握るのは幕府か朝廷か。両者の暗闘が激化する中、鷹矢に新たな刺客が迫っていた--。
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禁裏付雅帳(四)策謀

禁裏付雅帳(四)策謀

ISBN: 419894220X 2017年4月7日 320頁
味方は京の有名絵師。
老中松平定信の密命を帯び、禁裏付として京に赴任した東城鷹矢。
その役屋敷で、鷹矢は二人の女と同居することになった。下級公家の娘、温子と若年寄留守居役の娘、弓江だ。
片や世話役として、片や許嫁として屋敷に居座るが、真の目的は禁裏付を籠絡することにあった。
一方鷹矢は、公家の不正な金遣いを告発すべく錦市場で物価調査を開始するが、思わぬ騒動に巻き込まれることになる……。
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禁裏付雅帳(五)混乱

禁裏付雅帳(五)混乱

ISBN: 4198942676 2017年10月5日 320頁
錦市場で浪人の襲撃を受けたものの、なんとか切り抜けた東城鷹矢。
禁裏付として公家を監察し、朝廷の弱みを握れ――。老中松平定信から下された密命が露見し、刺客に狙われたのだった。
噂をいち早く手に入れ機先を制するのが公家の力。禁裏の手強さを痛感した鷹矢は、このままでは埒が明かぬと正面突破を試みるが……。
徐々に激しさを増す朝廷の抵抗、結果を急ぐ幕府からの圧力。二大権力の暗闘の狭間で、かつてない危機が鷹矢を襲う!
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禁裏付雅帳(六)相嵌

禁裏付雅帳(六)相嵌

ISBN: 4198943273 2018年4月6日 329頁
近江坂本へ物見遊山に出かけてはどうか。武家伝奏の提案に、禁裏付の東城鷹矢は困惑した。
公家衆を相手にするには名所旧跡の知識が不可欠、この機会に見分を広めよという。鷹矢が老中松平定信の密命を帯びた幕府の草であることはすでに露見している。
間違いなく罠だ。しかし、敵の出方を知るにはまたとない機会--。
心は決まった。刺客と一戦交える覚悟で坂本に向かった鷹矢の運命は!?
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禁裏付雅帳(七)仕掛

禁裏付雅帳(七)仕掛

ISBN: 4198943982 2018年10月5日 329頁
南條蔵人が禁裏付役屋敷に押し込んできた。幕府に喧嘩を仕掛けたに等しい狼藉は、
東城鷹矢にとってまたとない好機だった。
捕縛した蔵人を老中に差し出せば、朝廷の弱みを探るという密命を果たすことが
できるからだ。それをされては窮する者が、蔵人の口封じに動くのは必至。
鷹矢は厳重な警護態勢をしき任務を遂行しようとするが、思わぬ妨害工作を受ける。
暗躍しているのは一体誰なのか!?
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禁裏付雅帳(八)混沌

禁裏付雅帳(八)混沌

ISBN: 4198944563 2019年4月5日 317頁
許嫁の弓江が攫われた。
目撃者の話によると、敵は南禅寺の近くを根城にしているらしい。
そこに弓江は拉致されている可能性が高い。
目星をつけた禁裏付の東城鷹矢は、剣の遣い手、檜川とともに現場へ急行する。
待ち受けていたのは、京の闇を牛耳る恐るべき戦闘集団「四神」だったーー。
女を拐す卑怯千万な外道は許さぬ。
鬼と化した鷹矢の太刀が閃いた。血がしぶき肉が舞う死闘の行方は!?
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禁裏付雅帳(九)続揺

禁裏付雅帳(九)続揺

ISBN: 4198945071 2019年10月9日 320頁
禁裏付役屋敷に押し込み捕縛された南條蔵人は、身柄を京都所司代に移された。
二条大納言に動揺が走る。
彼を裏で操っていたことが露見すると禁裏での立場が危うくなるからだ。
家宰に蔵人奪還を命じるが、朝廷の弱みを握りたい老中松平越中守は動きを察知し、対抗策をとるーー。
朝幕の政争が激化し、きな臭さは増すばかり。
そんな中、禁裏付の東城鷹矢は驚きの一手を打った。
その真意とは!?
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禁裏付雅帳(十)決別

禁裏付雅帳(十)決別

ISBN: 4198945489 2020年4月10日 320頁
鷹矢、幕府に盾突く!
よりあらわになった対決姿勢。闇に蠢く権力者たちの思惑が複雑に交差するーー。
幕府への決別宣言ともとれる振る舞いに、
朝幕の権力者たちは揺れる。
新たな局面を迎えた暗闘の行方は!?
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禁裏付雅帳(十一)偽計

禁裏付雅帳(十一)偽計

ISBN: 4198945942 2020年10月9日 320頁
「近年の精勤を賞し、二百石のご加増を賜る」
呼び出された京都所司代にそう告げられ、東城鷹矢は驚愕した。
禁裏付の職にありながら老中に盾突いた身。罰せられるならともかく、まさか加増されるとは。
面妖な事態の裏で松平定信が暗躍しているのは火を見るより明らかだ。
しかし、罠が仕掛けられているのを覚悟の上で、鷹矢は江戸へ向かう。
道中、次々襲い来る刺客――。
鷹矢は無事江戸に辿り着くことができるのか。
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禁裏付雅帳(十二)継争

禁裏付雅帳(十二)継争

ISBN: 4198946388 2021年4月14日 336頁
覚悟はおありか
老中に詰め寄った鷹矢は――!?
罠と知りつつ、江戸へ向かう禁裏付の東城鷹矢。待ち受けるのは老中首座松平定信だ。
幕府の走狗として京に赴き、朝廷の弱みを探る密命をこなしてきた。
しかし、その結果朝幕の主導権争いに巻き込まれ命を狙われることになった。
この不毛な争いに終止符を打たなければ。
道中の刺客を次々退け、決意を胸に定信と対峙した鷹矢だが――。
二大権力の暗闘の行方は!?
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